目指せ!キーボードの達人

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キーボードとは

キーボードは、決まったキーを押すことで文字の入力が出来るパソコンの構成機器です。単純明快なシステムですが、それを使いこなせるようになるにはある程度の知識と練習が必要です。憧れのブラインドタッチやファンクションキーの遣い方など、突き詰めるととても奥の深いものなのです。仕事でも私生活でも使うことの多いキーボード。すらすらと遣いこなして周りの人達を驚かせましょう!

キーボードについて

キーボードとは、コンピュータへの入力装置の一つであり、手指でキーを押すことでコンピュータへ文字信号などを送信するのもです。様々なソフトウェア上で文字入力を基本とした危機ですが、コンピュータの操作全般にも用いられます。一般的なキーボードの形状は、長方形の板状の筐体におよそ百前後のキーが設置され、キートップには文字、記号、機能などが印字されています。キートップを押したり離したりすることによってスキャンコードがコンピュータへと送信され、これによりコンピュータの操作が行われます。材質や配列、形状、インターフェイス、用途、品質により様々な種類が存在しています。元来は、電動タイプライターの操作部をそのまま借りてきたものであり、最初期のコンピュータで用いられたパンチカードやロジック配線パネルに代わるものでした。その後、末端動作用のコントロールキー、ファンクションキー、Altキーなどが加えられて現在の形になりました。これらは内部に電気的スイッチを持っており、場合によってはそれをキーボードの内部で処理して、各々のキーに設けられた単純なスイッチの開閉という信号から、より少ないケーブルで入力情報を伝えるための電機信号に変換する集積回路を持っています。また、少数ではありますが、筐体内部にCPU、メモリ、ストレージを実装し、キーボード自体がPCとなっている製品もあります。また、キーボードが本体と一体になってるノート型、ラップトップ型と呼ばれるものもあります。

いろんなキーボード

配列の違い

コンピュータ用のキーボードには様々な種類があります。キーの配列の違いだけでも沢山の種類に分類できます。日本では日本語入力のために全角/半角キー、変換キー、無変換キー、カタカナ/ひらがなキーなどの感じ変換用キーが追加されたJISキーボードが主に使われていますが、特に日本語入力のための配列を工夫した「親指シフトキーボード」などのキーボードもあります。なお、アメリカでは使用字種の少ない米国の英語入力のために、欧州より文字キーの少ない米国配列のキーボードが使われています。米国配列のキーボードでは、アットマーク、コロン、引用符等、記号の配列がJISキーボードと異なる所があります。ちなみに米国配列の英語キーボードでも日本語の入力は十分可能です。文字キーの個数がJISキーボードよりも少ないなめ、仮名の配列も一部異なっています。一部では、日本語ユーザーでもあえて米国配列のキーボードを使用する人もいます。最初に触れた米国配列のキーボードでタッチタイピングを覚えたり、キーの少ないシンプルさが好まれたりする事などがその理由です。

テンキー

配列の同じJISキーボードでも、テンキーの有り無しでさらに種類が分けられます。テンキーが右側に別に付いているものはスタンダードキーボード、フルキーボード等と呼ばれており、テンキーがアルファベットの文字列中にあるもの(テンキー部の無い物)はデータエントリーキーボード、テンキーレスキーボードと呼ばれています。前者は、主にデスクトップ型パソコンやコンピュータ末端などで使用され、後者はノートパソコンや省スペースを目的とする一部のデスクトップパソコン、データ入力を専門とするパソコン、コンピュータ末端などで使用されることが多いですが、テンキー部の有無で用途が区別されることはあまりありません。テンキー部が省略されたテンキーレスキーボードは、通常のフルキーボードに比べて種類が少ないのですが、その中でもフルキーボードから純粋にテンキー部を取り除いたものと、少しでも全体をコンパクトにまとめるために独自の配列を採用したものの2種類に分けることが出来ます。どちらにせよ、テンキーの存在はポインティングデバイスの設置位置を遠くするため、テンキーの無いキーボードは一部のユーザーに重用されていますが、個人用とでは未だに不人気です。PCサーバーを19インチラックに搭載する場合、設置スペースの関係からテンキーレスキーボードを用意することが多いです。数値入力を頻繁にする場合は、USB接続の外付けテンキーを接続すると効率が上がるのでオススメです。

変わったキーボード

上記の種類の他にも、KinesisのContoured Keyboardのように、人間工学に基づいてタイプする人の負担を減らすことに重点を置いた、いわゆる「エルゴノミクスキーボード」や、Frog PadやCut Keyのように片手での入力を行うことを前提としたキーボードもあります。ゲーム用のコントローラーの中には、ゲーム用デバイスであるにも関わらずゲームコントローラーの信号ではなく、キーボードと同じキーコード信号を出し、OS側からは一般のキーボードとして認識されるものもあります。これらは特別なドライバをインストールする必要が無く、またゲーム用の接続ポートが占有されないなどの利点があり、ネットゲームのヘビーユーザー向けとして少数ながら販売されています。中にはマイクロソフトの「Strategic Commander」のような特赦な形状をしたものもありました。最近ではマウスにハードウェアマクロを搭載するため、マウスをUSBに接続にし、内部的にキーボード信号を出汁て「マウス+キーボード」の複合デバイスとして認識させる場合もありますえ。この場合一端マウスに設定を登録してい置けば、他のPCでドライバレスで同じ操作を可能に出来ます。また、身体障害者向けに一部キー機能を抜き出した入力装置も見られます。特にソフトウェアキーボードは、キーボードの機能をソフトウェアで実現したもので、画面上にキーボードの形を表示し、ポインティングデバイス操作によるカーロスや、タッチスクリーンとペンなどで各キーを指定して文字入力を行います。音声出力や検索機能を搭載できるカスタマイズ性が特徴の1つで、初心者や障害者支援の一環にもなっています。このほか、ブックを搭載し、ページをめくることでキーボードキーの意味がプログラムにより変わるインテリジェントキーボード、特殊なペンによりキー入力を行うペンタッチキーボードなどがあります。他にもショートカットコマンドの入力用としてお気に入りキーボードのような製品も存在します。

キーボードの構造

キースイッチユニットの種類

キースイッチユニットにも様々な種類があります。主に使用されているのはメカニカル、メンブレン、静電容量無接点のものです。メカニカルスイッチはキーの数だけ独立したキースイッチユニットが内臓されたもののことを言います。メカニカルのキーボードはキー押下時に音がすると誤解されがちですが、カチカチという音自体はスイッチに内蔵された音を出すための機構によるものであり、キースイッチ自体からは音はせず、またそれらの部品が内臓されず音のしないメカニカルスイッチも多いです。コスト面でメンブレン方式に劣るため衰退しつつありますが、キー音の軽快さや入力の確実性、そして独特の打鍵感を好むユーザーに支持されています。ドイツのチェリー製のスイッチや、日本のアルプス電気製のスイッチが有名です。スイッチがボタンの戻ろうとする力を吸収してくれるので、長時間のタイピングでも疲れにくいのが特徴です。但し、粗悪なものはある程度使うとチャタリングが発生する場合があります。メンブレンは、日本語で膜、薄膜という意味があります。2枚の接点シートの間に穴の開いた絶縁シートを挟み、キーを押すと接点が触れ合う仕組みになっています。シートを押すための機構としては、ラバードーム、パンタグラフ、バックリングスプリングなど様々な種類があります。材質的に耐久性に限界があるものの、メンブレンとラバードームを使用したキーボードは安価に製造できるため、現在最も普及していますが、安価なものほど指先に反発の力がダイレクトに戻ってくるので、長時間のタイピングには向いておらず、タッチの固いものは腱鞘炎になる危険性が指摘されています。静電容量無接点のタイプは、静電容量の変化でキー入力を検知します。機会接点がないため静穏で、耐久性やキータッチを高められますが、高価になりがちという面もあります。事実、普及価格帯での価格はメンブレン方式では1000円~4000円程度なのに対し、静電容量無接点方式では10000円~25000円程度となっています。金融機関や証券業界などで広く使われています。上記の3タイプの他にレーザー投影式のものもあります。厳密にはスイッチというよりもセンサーに近いものです。机の上にレーザー投影機とセンサーが一体となった装置を置き、レーザーで直接机にキーを投影してそこに指を置いてそれをセンサーで感知して入力とします。装置は非常に小型で可搬性に優れ、ある程度のスペースと反射率のある机があればどこでも使用できますが、物理的なキーが存在しないためタッチタイプが難しく、構造上縦に並んだキーの同時押しが検知できないという欠点があります。

キートップ

主にキーの機能などが印字されています。大抵の場合表面にホームポジション・マーカー(キーボードを見ずにホームポジションへ指を置けるようにつけられた突起)があります。平らな物、球面上に窪んでいるもの、円筒形に窪んでいるものなどの種類があります。平らなものはパンタグラフなど薄型キーボードに多く、球体上に窪んでいるものは近年ではあまり見かけません。印字方法には様々な種類があり、二色成型・昇華印刷・シルク印刷・レーザー印字などがあります。最も印字が消えにくいのは二色成型ですが、文字の種類だけ金型が必要なため、最近ではコストの面から採用されることが少なくなってきています。また、昇華印刷も一部の高級機種に用いられているのみで、大多数のキーボードには専らシルク印刷とレーザー印字が用いられています。また、印字がされていない無刻印キーボードと呼ばれるものも存在しています。タッチタイピングをする人は使いやすいようにキー配列をカスタマイズする場合があり、こうしたユーザーにとって印字がされていないキーボードは使い勝手がいいのだそうです。

スタビライザー

シフトキーやスペースバーのような横長のキーのどの位置を押しても正しく真っ直ぐ押下できるようにするための仕組です。これを省略している安いキーボードは、シフトキーの端の部分を押すと、引っかかってスムーズに押せないことがあります。初期のIBM PCのキーボードは、そのためキーの中央のみにキートップをつけ、端の部分を押せないようにしていました。

ステップスカルプチャー

打鍵しやすいように、階段のように冗談のキーほど高くなっているステップ構造と、キーボード全体に指が届きやすくするため、上段・下段に対し中段が凹んでいるスカルプチャー構造との折衷構造のことを言います。特にキートップの指との接触部分が円筒形の溝になっている物は、シリンドリカルステップスカルプチャ-と呼ばれています。スカルプチャーには、実際のキーが曲面状に設置されているものや、キートップの形状で再現したものなどがあります。

チルトスタンド

タイプしやすいようにキーボード全体を傾けるための機構です。平たく言えばキーボードの足にあたります。人間工学的には、奥をあげた方がいいという意見以外にも、手前をあげた方がいいなど異論もあり、実際に手前側を高くするためのチルトスタンドを装備したキーボードも存在しています。